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辛いときこそ音楽を

09/07
ブログというものに書くべきかわかりませんが、
 
 実は最近、お世話になった方が天国へと召されました。
その方もピアノを教えていらっしゃった方で、生徒さんからの信頼も厚くピアノが大好きな方だったのです。
 若かくして旅立たれたご本人の気持ちを思うと、非常に無念でやり切れず、また残された人達もどれほど哀しく、寂しいことでしょうか。生徒達の気持ちも大変辛いものだと思います。

 私自身も、ピアノで大変お世話になった恩師を数年前に亡くしました。
また、共に音楽を奏でていた仲間を亡くしたこともありました。
 
 その時の葬儀では、ピアノを演奏しました。亡くなった方の生前のご希望でした。
私は当初、葬儀での演奏に正直抵抗がありました。このような場面で生演奏するということに、参列者の方が違和感や不快感を覚えないだろうか、私の演奏が失礼に当たらないだろうか、ということが頭によぎったからです。

 それに、こんなに哀しい時に、人前で演奏をするということは、初めてでした。
自分自身が哀しみに耐えられず、演奏できないのではないだろうか、ということも心配でした。

 お通夜で、故人との思い出の曲を演奏したとき、参列者の方々のすすり泣く声が、一斉にピアノの方に向けられ、私は一瞬自分も涙が出そうになるのを堪えました。
 その時、私は参列者の故人に対する様々な思いを、一身に受けとめながら演奏するということが、自分の故人にできる最後のことなのだ、そう感じました。
 故人のため、参列者のため、そして自分のために、終始演奏に没頭しました。

 その後1年が過ぎてから、故人の追悼演奏会を開きました。私たち仲間は1年間寂しい思いをしたけれど、こうして音楽を作り上げることに没頭して、音楽と共に生きた故人に追悼の意を込めて演奏する事が出来ました。

 辛いときこそ音楽の力が、私たちに慰めと励ましを与えてくれました。

亡くなられた先生の生徒さんたちも同じく、辛いときこそ音楽を奏で続けて欲しい、そう思っています。

故人のご冥福を心からお祈り申し上げます。
 
 

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プロフィール

mami shimizu

Author:mami shimizu
フェリス女学院大学器楽学科ピアノ専攻卒業。
同大学院音楽研究科器楽専攻修了。
これまでに同大学副手、大手ピアノ講師、拓殖大学北海道短期大学保育科非常勤講師を務めた。
大学副手の業務では、ソプラノ関定子氏の大学院日本歌曲授業の伴奏をはじめ
バリトン渡邊明氏の大学院ドイツ歌曲授業の伴奏、バリトン土屋広次郎氏の学部生のイタリア歌曲伴奏をそれぞれ3年間担当する。
これまでに日浅美和子、河原裕康、川井綾子、田村安佐子、故山岡優子の各氏に師事。
現在は、重松正大氏に師事し、音楽活動とピアノ指導、育児にと奮闘中。

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